コミュニケーション

嫌味を言われたときの対処法は「感謝すること」

皆さんの周りには、「嫌味な人」はいますか?

職場、ママ友、親戚付き合いなど、コミュニティの中には一定数の「嫌味な人」が存在するもの。

「わざわざそんなこと言わなくてもいいのに」
「そんな言い方をしなくても…」

と不快に感じることもあるかもしれません。

今回は、嫌味な人から自分を守るための方法をお伝えします。

嫌味な人の心理

そもそも、嫌味な人はなぜ嫌味をいうのでしょうか。

嫌味をいう人の心理には、以下のようなものがあります。

①自己評価と他者評価に乖離があり不満を持っている
②プライドが高い
③自分に自信がない
④小心者
⑤とくに何も考えていない

ひとつずつ解説していきますね。

①「自己評価と他者評価に乖離があり不満を持っている」

嫌味な人というのは、

「自分はこんなにすごくて偉いのに、周りから認められていない!」

という不満を持っている人が多いです。

しかし、それは自分の実力を過信している場合が多く、周りからは

「あまり能力が高くない人」「面倒くさい人」「関わりたくない人」

と思われている場合がほとんどです。

自己評価と他者評価に乖離があるため、嫌味な人は周りから褒められませんし、好かれません。

そのため、嫌味な人は自分で自分がいかに優れているかを証明する必要があり、
上から目線の発言、人を見下すような発言を言うことで、「自分のほうが正しくて優れているんだ」というマウントを取ろうとしています。

②プライドが高い

嫌味な人はとにかくプライドが高いです。

自分が一番でなければ嫌だ、自分が優れていると認めさせたいという気持ちが強いので、自然と言葉がキツくなり、上から目線になります。

プライドの高さがマイナスに作用しているため、
努力して上に行こうとせずに、他人を引きずり降ろしたり、足を引っ張ることで自分の価値をあげようとします。

③自分に自信がない

嫌味な人は、自分の能力やスキルに自信がないことも多いです。

プライドが高いのに自信がないので、自分の実力をうまく発揮することができません。

嫌味な人は、自分の立場を脅かしそうな存在をみると恐怖を覚え、つい嫌味をいってしまうようです。

相手が自分より成功しないよう、相手が自分の実力を超えてしまわないよう、悪いほうにコントロールしようとしています。

④小心者

嫌味な人は、根っこの部分では臆病で、小心者です。

そのため、自分よりも立場が上だったり、倍にして言い返してくるような人には嫌味を言わず、おとなしくて控えめな人や、言い返してこない人、部下や後輩など立場の弱い人にたいして嫌味をいうことがほとんどです。

優しい人や良い人ほど、標的にされやすい傾向があります。

⑤とくに何も考えていない

意外と多いのが、「とくに何も考えていない」ケースです。

このタイプの人は、自分の発言が人を不快にさせていることに気がついていません。

①~④は意図的に嫌味を言っているケースですが、
この「⑤とくに何も考えていない」場合は、本人に悪気がないため注意が必要です。

しかし、このタイプの人は性格が素直である場合も多いので、

「いまの発言は失礼だと思うよ」
「あなたの言い方ってずいぶんキツイよ」

と指摘してあげると、嫌味な発言が改善されるケースもあります。

嫌味な人への対処法は「感謝を伝える」こと

嫌味な人の心理がわかったところで、どう対処したらいいのでしょうか。

有効的な対処法の1つに、「感謝を伝える」というものがあります。

理由①「予想外のことを言われると相手は戸惑う」

嫌味な人に感謝を伝えると良いひとつ目の理由は、
人は予想外のことを言われると戸惑うから」です。

嫌味な人の多くは、自分が嫌味をいうことで相手が怒ったり、悲しんだり、傷つくといったネガティブな反応をすることを想定しています。

しかし、「ありがとう」という返事は、それとは真逆の、ポジティブな反応です。

予想とは違う反応をされると相手は戸惑い、「この人は自分の思い通りにならない人だな」と判断し、次第にあなたを嫌味をいう対象から外すようになっていきます。

理由②「感謝の言葉はあなたの心を豊かにする」

ふたつめの理由は、「感謝の言葉はあなた自身の心を豊かにするから」です。

ネガティブな言葉は、思考や人格、姿勢や顔つきまでネガティブにする作用があります。

反対に、ポジティブな言葉は、やる気をアップさせ、表情も活き活きとして、思考や行動にも良い効果を生み出します。

自分の言葉を最も聞くのは自分自身です。

聞いていて心地がよい、良い気分になる言葉を使い続けることで、マイナスな感情を打ち消すことができます。

嫌味を言ってくる人から、わざわざネガティブを頂戴する必要なんてありません。

前向きで明るい言葉を積極的に使って、あなた自身を豊かにしていきましょう!

まとめ「嫌味な人には感謝しよう」

いかがでしたでしょうか。

もし誰かから嫌味をいわれたら、その時は

「教えてくれてありがとう」
「わたしのためにアドバイスしてくれてありがとう」
「言いづらいことを言ってくれて感謝します」

と、感謝の言葉を伝えてみてください。

実際、嫌味な人は、悪いお手本になってくれています。

自分はこうなってはいけないな、という見本をみせてくれてありがとうございます
という気持ちで接してみてください。

また、「とくに何も考えず嫌味を言ってしまう」タイプの方には、先述したとおり
「あなたの言い方は周りを不快にさせていますよ」
と伝えることも有効です。

ぜひ試してみてくださいね♪

 

まとめを読んで、「相手を指摘するなんて出来ない…」と思ったあなたへ

嫌味な人には、感謝の言葉や、「あなたの言い方は周りを不快にさせていますよ」と伝えればいいことはわかった。

でも、そもそも
相手に指摘をするなんてできない
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